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中国軍が学習する怖さ 「質も量」整え…軍事的優越消えた自衛隊、米軍

 投稿者:管理人  投稿日:2013年10月23日(水)09時06分54秒
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  中国軍が学習する怖さ 「質も量」整え…

軍事的優越消えた自衛隊、米軍



2013.5.7 07:00 (1/6ページ)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130507/chn13050707010001-n1.htm


中国海軍のミサイル駆逐艦(上)とフリゲート艦(防衛省統合幕僚監部提供)



 中国が4月16日に発表した国防白書で、小欄注目の一つは「新型艦艇建造」の件だった。

 「ある時点」まで、この種の件に、深刻な懸念を払わぬ専門家は少なくなかった。「新型」とは、外国の先進技術を盗むか輸入か、はたまた拙劣な技術満載の国産と、相場が決まっていたためだ。戦力・物資の遠距離・大量投射に資する兵器に至っては“忘れられた兵器”でさえあった。自衛隊も米軍も「まだ大丈夫」という軍事的優越を感じていた。だが、とみに近年、弱点は次第に克服され、軍事展開域が急速に拡大を始めた。人民解放軍の歴史を復習うと、その「学習」の程がわかる。


注目の2万トン級揚陸艦

 「第3次世界大戦」に備え、毛沢東・初代国家主席(1893~1976年)時代では「敵を人民の海に深く誘い入れ、包囲し殲滅する」雲霞の如き陸兵と、米国・ソ連に対抗する核の、二本立ての戦略を構築した。

 国家指導者・トウ小平(1904~97年)が実権を握ると、国境における領土保全のための局地戦に備えるべきだという戦略転換から、85年以降の2年間で400万の軍を100万削減した。


 30年続いた中ソ対立が解け、陸軍による国境防衛より解放された92年、江沢民・国家主席(86)体制は、軍近代化の重点は海・空軍だとの軍事思 想を樹立。「領海の主権と海洋権益の擁護」を宣言した。湾岸戦争(91年)における、米軍のハイテク兵器・戦法に瞠目した結果でもあった。

  胡錦濤(70)時代の2004年になると、陸軍主導の運用が、海空軍と第2砲兵=戦略ミサイル軍を加えた統合作戦へと傾斜していく。米国によるアフガン・ イラク戦争で、宇宙・サイバー空間を利用した戦法に目覚めたのもこの頃。江提唱の「国防と経済の調和のとれた発展」から「富国強兵」へと踏み出した。

  ところで小欄は、中国軍近代化の並々ならぬ執念の象徴として、一連の2万トン級揚陸艦の就役を挙げたい。最初は06年末、071ドック型揚陸艦が進水し た。揚陸艦は港湾設備に頼らず、艦上機やエアクッション揚陸艇=ホーバークラフトを駆使し、多数の戦闘員や戦車を陸揚する軍艦。

 071型 は兵員400~800人(海兵隊員1070人弱の乗艦可能説アリ)、戦闘車両15~20両を輸送。武装将兵40人弱を空輸する大型ヘリコプター4機以上と 最大60トン(戦車1両)を積み込める揚陸艇4隻を搭載する。就役・建造中も含め7隻前後の配備が計画されている。



凄まじい建艦ラッシュ

 071型より航空機運用能力を向上させ、少なくとも12 機の輸送・攻撃ヘリを作戦投入できる081型強襲揚陸艦も造っている。建艦数は071型と同程度とみられ、10数隻の大型揚陸艦配備完了は目前に迫る。海 軍装備研究院々長の趙永甫・少将は10年、軍機関紙・解放軍報の取材に、揚陸艦の重要性を次のように強調した。

 《海洋権益を維持すべく、世界における揚陸艦の発展と戦歴を真剣に『学習』しなければならない。兵器の具体的進化は国と軍の内情に基づき、理性的に進めなければならない》

 《揚陸艦は海軍強国による地域紛争解決の重要な戦力で、空母、潜水艦に次ぐ3番目の核心的海軍兵器である》

 《陸上への火力攻撃や兵力投射のみならず、上陸・制海・輸送など、平時から戦時まで多様な作戦に投入できる》 



 趙提督は取材で「空母の一部任務まで遂行する」フランスのミストラル級強襲揚陸艦を評価したが、081型は規模・能力共にミストラル級に近いとさ れる。08年のグルジア紛争で、増援部隊揚陸に26時間も要したロシアは、そのミストラル級購入を決めた。揚陸時間を40分に短縮するほか、自衛隊による 北方領土奪回に備えた切り札に使う意図があるとの分析もある。

 中国も、多数の大型揚陸艦保有で沖縄県・尖閣諸島など島嶼部占領への戦力は飛躍的に向上する。日本領海は中露大型揚陸艦による水陸両用作戦の危険にさらされているのだ。

  揚陸艦に限らず、中国の建艦ラッシュは凄まじい。1990年以来の建艦数では過去10年間で米国に次ぎ2位、現有数も2位のロシアに迫る。しかも造船基 盤・技術の急速な進歩で「質も量」も整え、最早自衛隊や米軍が、軍事的優越を感じる戦力差ではない。進歩の推進力は、造船の「モジュール」化だ。

モジュール化を推進

  12年11月に国際時事誌ザ・ディプロマットに載った米国人専門家による論文は、071型の、1番艦と2番艦の4年近い建造間隔が、2と3番艦では10カ 月、3と4番艦ではわずか4カ月と、次第に早まっている点を指摘。071型や在来型潜水艦など一部艦種をシリーズで、改良を加えながら継続的に建造してい る実績にも注目した。


 全てモジュール化の産物だ。機能単位/ひとまとまりの機能を有する交換可能な部分を、ブロック別に組み立てるモジュール化方式の実施は生産性を向 上させる。例えば、システムの接合部が規格・標準化されていて追加・交換が容易。システム全体の更新なしに、突発の設計変更・機能強化に応じられる。主要 部分を造船所内で造り、特定部分製造を外部委託し、最終組み立てを造船所内で行う。結果、工数削減を実現する。量産効果で価格低下も見込める。

  潜水艦はじめ一部艦種が企業系列の違う、これまでとは異なる造船所で建造されている側面も、モジュール化推進を裏付ける。一方、空母建造可能な規模の造船 所は7カ所。モジュール化方式を実施でき、軍事衛星に偵察されない建築構造といった、国産空母建造条件を整える造船所はその内3カ所だと、論文は見る。

 そして結論をこう導く。



 モジュール化は、民間も含め技術先進国では既に進められている。どの軍でも「学習」し、兵器と戦法を進化させる権利・義務もある。それでも中国による「学習」は、包丁が持つ人によって凶器になる現実に似て、極めて警戒すべき対象である。(SANKEI EXPRESS 政治部専門委員 野口裕之)
 
 
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